紹介
AKITA S400L 造粒ラインは、原料薬の生産向けに設計されたフルラインです。構成：AK-2200L 原料ミキサー、250kg 計量ホッパー、AK-S400L 湿法造粒機、ドラム乾燥機、振動流動床乾燥機、ならびに集塵・洗浄・空気輸送システム。
設計コンセプト
生産性向上・省人化・一回合格率の最大化を重視。全設備は密閉連結し環境負荷を低減。GMP に基づいた洗浄性（分解洗浄／CIP）を確保し、エネルギー・投資コストの最適化を実現します。
システム／作業プロセス
高速原料ミキサー
2基の真空上料機を交互運転しながら逆吹き洗浄。均一混合後、スクリューで計量ホッパーへ定量搬送します。
計量ホッパー
スクリュー搬送と連動して原料を正確に計量し、後段造粒機へ供給します。
高速水平対切湿法造粒機
真空供給＋自動液体添加と組み合わせ、1〜10分で φ0.1–1.0 mm の球状粒子を生成。一次合格率は 90% 以上を達成します。
水平切削刃の利点
攪拌軸と同芯の水平刃を段配置。線速度と作用層数を増やす事で切削効率・粒度分布の集中度・真球度を向上します。
ドラム式定量送料乾燥
板状凝集を回避するためドラム乾燥を採用。内層は高強度側孔網、外層ジャケットに温風を供給して粒子を効率乾燥します。
振動流動床（自動乾燥・分級）
長さ 6 m、温度 50℃。上層 φ10 メッシュ側向き網でオーバー粒を排除、二層目 φ40 メッシュで微粉回収、完成粒は乾燥・冷却後に集積へ。
粉塵処理
全密閉搬送で漏洩粉塵を抑制。サイクロン分離とカートリッジ集塵で排気を基準内に制御します。
現場写真（河北）
